適応症例

手・腕・背中
のしびれ

しびれは末梢神経の疲労

手や腕、お尻、脚の「しびれ」に悩まされドクターショッピングをされている方は数多くいらっしゃいます。その理由として、「しびれ」の症状がでる病気にはたくさんの原因(脳疾患(脳出血、脳梗塞)、内分泌疾患(糖尿病、更年期のホルモンバランスの乱れ、副甲状腺機能障害)、末梢神経の障害、脊髄の障害、血管の浸潤など)があり原因の特定が難しいことと、シビレの専門家がいないことにあると言われています。しびれの症状があって脳や内科的に問題がない場合は、末梢神経か脊髄の障害が疑われ、頚椎のレントゲンかMRIといった画像診断が行われます。この画像診断で椎体の変性(ヘルニア、脊柱管の狭窄)や靭帯の肥厚(腫れて厚くなること)が見つかれば、ヘルニアや脊柱管にできた骨棘、厚くなった靭帯が脊髄を圧迫してしびれを起こしていると診断され、なければ少し様子を見ましょうと言われます。

当院には画像診断で頚椎の変性が見つかり、病院で治療を何年も続けたのに症状が改善しなかった人、画像診断で何も見つからず、整体やマッサージなどの民間療法を受けつづけてきた人の両方がいらっしゃいます。このようにしびれの症状が長引くのには画像診断の影響が大きいと私は考えています。なぜなら画像診断で下されるのは脊髄への影響のみで末梢神経の状態は考慮されていないからです。末梢神経とは、脊髄から手足の先まで全伸びている細い線維で感覚などの情報を脳に伝えます。手足の感覚を脊髄・脳に伝える神経にはいろいろな太さのものがあって、細い神経が痛みや温度を、太い神経が感覚や圧覚、関節の位置覚を伝えています。これらの神経は筋肉と筋肉の間を血管とほぼ並走して全身をめぐっているので、筋肉や血管の状態がその働きに影響を与えます。筋肉が疲労して硬くなる、静脈血が滞留するなどで血流不全が起こると、酸素不足に弱い太い神経はうまく情報を脊髄に伝えられなくなり、比較的酸素不足に強い細い神経も正常な機能を失い、神経が異常に興奮して、ジンジンした感じを脊髄に送っていると考えられます。筋肉に指令を送っている運動神経も比較的太く、酸素不足で麻痺します。なので、急に立ち上がろうとしても、足がどこにあるのか分からず、力も入らず、転んでしまうのです。いずれにせよ、手足のジンジン感は神経繊維が「もうすぐ限界です!」とサインを送っているのだと考えましょう。

症状が出る場所

指先、親指のつけ根、手首、手首から肘の間(前腕)、二の腕、首、肩、背中

原因

筋肉の使い過ぎ(首・腕・肩・背中・肩甲骨のコリ)、筋肉を冷やす、筋肉を圧迫するなど

施術

しびれが出ている場所と関連する筋肉の走行、神経の走行を考慮して施術します。指、手、腕は細い筋肉が連動して動いているので、しびれが出ている場所だけでなく、周辺の筋肉も丹念に触診してこわばった筋肉をゆるめていきます。しびれの範囲が広い場合は、一度アイロン型の温熱器で全体を温めてから、患部を触診ししびれが強く再現する場所に鍼をします。人によっては温めるだけでしびれが無くなる場合もあります。指先にしびれが出ている場合は、爪の横に刺絡治療を行うと効果が高いです。

※刺絡:皮下の小静脈を刺激し、滞留した血液を流し去る療法。

上記以外の部位にも対応しておりますので、
ぜひご相談ください。